年末年始、駅伝の動画を繰り返し見てしまいました。何度観ても面白いです。
今年はまた凄い結果になりました。
箱根駅伝を毎年見ていると、一年生からスーパールーキーとして出場して活躍する選手もいれば、四年生で最初で最後の箱根駅伝を走る選手もいます。
たくさんの選手の成長も、毎年楽しいのです。また出身高校が名前と共に出ますから、自分の地元の選手に肩入れして応援してしまいます。北海道出身の僕は国学院の前田監督と一緒になって、「藤木ぃ~~!!」と叫ぶ事になってしまいます。
さらに卒業後実業団で活躍する選手も多いので、ニューイヤー駅伝も楽しめます。
「おお、青学の吉田君!」とか「きたっ東洋相沢君、東京国際伊藤君!」「おお、田村君、今年も抜きに抜いてる!」となります。
さらにさらに、オリンピックのマラソン代表も皆箱根駅伝で活躍していました。中村匠吾選手も服部勇馬選手も大迫傑選手も10年くらい前に箱根駅伝で活躍していたので、昔の箱根駅伝も楽しめますし、フルマラソンも楽しめます。
第90.91回箱根駅伝にいたっては日本代表内定三人ともかぶっています、さらにいえば設楽悠太選手もいるので豪華です。解説の瀬古利彦さんが、90回大会で「世界を見据える大迫君」と言っていましたし、91回大会では1区を走る中村選手に「この中で一番フルマラソンに向いているのは中村君」と言っていたのを覚えてます。やはりプロの見る目は素晴らしいです。
さらにさらに、さらに言えば、今年は中止で残念ですが、都道府県対抗も楽しい。有望な高校生選手は駅伝の有力大学に入っていくので、「おお?この子、みたことある!」と記憶がつながっていきますし、大学では重ならない先輩後輩が入り乱れて走るのもールスター戦のようです。
また箱根駅伝では密着の番組をやっているので、裏の苦労と努力、家族や監督の思いまでも知るので、毎年みればみるほど全く長距離走は全くわからない僕も、皆が甥っ子かのように見えてきてしまい、結果毎年見てしまうのです。
そして、控えの選手にも涙し、留学生にも涙します。期待に応えられず涙する留学生ランナーを周りの選手が「大丈夫だよ」「凄かったよ」と慰めたり、まだ片言の日本語の選手に「ヴィンちゃん!凄い、凄いよ!」と駆け寄る姿をみるのも好きです。
監督の声かけも監督の個性がでて楽しいですし、勉強にもなります。
駒沢の大八木監督が国学院の浦野選手に檄をとばす動画、大好物です。監督達の話になると、僕も気持ちの上でいろいろな熱い気持ちが重なって長くなり過ぎますので今回は割愛します。
今年箱根駅伝を見た方はわかると思いますが、ケニアからの留学生イェゴン ヴィンセント選手、凄かったですね……去年も今年もその走りに他大学の監督達が皆その速さに笑ってしまっているのが印象的でした。
まだ本格的に長距離をやり始めて四年なのに、世界大会で通用するくらいのレベルだそうで、確かに異次元でした。身長も187センチなので、大人と子供みたいに見えましたが、ヴィンちゃんは二十歳です。試合の中で世界レベルがみられるのは、選手にも良い刺激だと思います。
ヴィンセント選手の5000メートルは13分20秒、10000メートルは27分47秒です。
さて、長距離に関して素人の僕ですが、駅伝を見すぎて、走りのフォームで調子がなんとなくわかるようになってきてしまいました。
早い選手は頭や肩や腰がぶれずに美しいのです。無駄な動きがなく綺麗に見えます。素人の目ですが、選手が疲れてきたりすると、なんとなくガチャガチャ見えたりするようになりました。ブレる事がない体幹の強さは全ての基礎なんだなあと思います。そしてやはり見る事は大切です。
空手でも試合の映像を繰り返し見て、自分の動きを知り修正したり、相手を研究する事は有効な練習です。
もっと深くいえばアスリートにはビジョントレーニングは非常に大切です。
まずは見て、見たものを正確に脳に伝える。そこから正確に体に伝える事が必要です。その一連の流れがスムーズだと、例えば空手の型を真似してやってみてくださいと言った時に一発で完コピできると思います。
空手の場合は相手がいますから、自分の動きだけでなく、相手の動きを正しく見て瞬時に対応しなくてはなりません。正しく見て、それをどれだけ早く「目→脳→体」に伝えるか、これが大切です。
非常事態宣言も延びてしまいましたが、じっと動かず不健康になっては抵抗力も落ちて人体への悪影響は避けられません。
十分対策をしながら体は鍛えていきましょう!
一人鍛錬には型稽古が有益です。体幹も目も鍛えられます。
じっくりと時間をかけて身体と練り上げるイメージで継続的に取り組んでみて下さい。必ず心身に良い変化が表れる事でしょう。
自主トレーニングには武蔵浦和道場が最適です。
身体鍛錬に欲しいものは全て揃っています。広さも天高も充分。感染症対策にバッチリです。埼玉県下でも有数の施設だと思います(^^)/
コロナという天災に負けず、前向きに出来る事を頑張りましょう、押忍!