空手のイメージとして「厳しい」という言葉が思い浮かぶ人も多いと思います。
この「厳しさ」とは、人それぞれ感じ方が違うので、同じ状況下でも「とても厳しい」という人と、「全然厳しくない」という人と分かれる場合もあるでしょう。
「厳しい」=「怖い」という想像をする人もいるでしょう。
これは僕の基準ですが、
武道稽古の厳しさとは、規律や道徳に対して緩みを許さず、怠惰や怠慢を許さない
そのように考えておりますし、そのように指導、クラス運営を行っています。
自律しなければならない
そのように常に伝え続けております。
空手は身体と心を鍛えるものです。
空手ではよく「礼に始まり礼に終わる」と言われます。これは相手に敬意を払う精神だと言えます。
空手では礼儀礼節をとても大切にします。
礼儀とは人間関係や社会の秩序を維持するために人が守るべき行動様式の事です。これは相手への思いやりや気くばり心くばりに基づいています。
道場の中では礼儀礼節を大切にして規律を重んじて稽古する中で、人を敬う気持を持ち、自分の感情のコントロールができるようになります。 自分で自分を律することができるようになります。
ですから、道場には厳しさが必要だと思っています。
緊張感のない中で組手などの稽古は大きな怪我にも繋がりますので、規律だった厳しさは必須です。
緊張感のない中で組手などの稽古は大きな怪我にも繋がりますので、規律だった厳しさは必須です。
礼儀礼節は子供の頃からそういった環境さえあれば、自然に身につくものです。しかし身についていないと社会に出てから大変苦労するのではないでしょうか?
自分を律する心は、それがあるかないかで、人生が大きく違ってくるはずです。
子供がそれらを身につける環境は絶対に必要だと思います。
特に姿勢!
これが本当に大切です。道徳観点のみならず学力、運動能力においても非常に大切な事です。保護者の皆様には是非とも理解しておいて欲しい言葉、それが
姿勢は大事!
猫背、スマホ首と言われる姿勢を身につけてはなりません。
そのような姿勢は、勉強においても、運動においてもマイナス因子でしかありません。
以前の道場長ブログでも述べておりますが、
・姿勢と学力には相関があります。
学習動機づけおよび学業に取り組む姿勢と成績の関係(第50回日本理学療法学術大会 抄録集)
・姿勢と運動能力の相関についても研究が進められています。
小学校低学年児童における静的立位姿勢保持能力と運動能力との関係(東京未来大学研究)
考えてみて下さい。
・猫背になっている子、大きな声が出せてますか?
・猫背になっている子、机にずっと座っていられますか?
・猫背になっている子、運動能力は高いですか?
・姿勢のキレイなヤンキーって見ますか?
やはり姿勢は大切です。
是非ともご家庭の躾に加えて欲しい科目NO.1!
道場稽古は、良い姿勢習得に必ず寄与します。
その環境として空手道場を選んでもらえたら、嬉しく思います!
*発達障害には運脳能力に影響を与えるものがあります
脳からの司令を足や手が正確に受け取れず、運動音痴が起こるためと考えられています。
そのような子供達には、それぞれに適したアプローチが必要となります。専門家のアドバイスを基に、決して焦らずじっくりと進めていきましょう(^_-)-☆
グニャグニャも個性、そう割り切って下さい(>_<)