2017年12月号
最近、立て続けにイベント続き気持ちも凹み気味(;´・ω・)
元気を出そうと懐かしい音楽を聞いてテンション向上を試みました。
その曲とは
……藤浪辰巳「マッチョドラゴン」……<`ヘ´>キリ
オチがわかっているのに笑ってしまうような、絶対外さないこの歌声!
聞いたことのない方は是非聞いて欲しい昭和の名曲です。そしてPVでは空手の型を披露しております。
当時、日本社会は大らかな時代でした。
「夕やけニャンニャン」が放送開始され、スーパーマリオブラザーズが発売された年です。
筋肉マン消しゴムが大流行、男子に取ってはマストアイテムでした。
現在はたぶん編曲編集技術が格段にあがっているために、ここまで面白い…いや、味のある歌声はそうそう聞けません。
マッチョドラゴンはヘタクソ。相撲取りや野球選手は歌が上手いイメージなのにプロレス界はどうなのかが気になり、いくつか探してみたところ、
もう一人ジャイアンの歌声を発見!
野人・中西学の「センチメンタルカステーリア」 こちらも是非聞いてみてください。
その名の通り、キャラ設定そのままの歌声(;”∀”) 大西ライオンもびっくり( ゚Д゚)の歌唱力。
藤波と中西。
ジャイアンにどちらが近いかと言われたら中西 学です。名前が僕と一緒、音痴な所も一緒^_^;親近感湧きます。
では、ここで問題
料理は美味しければ売れるのか?
腕があれば顧客は黙っていても付いてくるものなのか?
製品が良ければ市場価値は向上していくものなのか?
聡明な読者の皆様はすでに解をご存知のはず。
そうです、NOなのです。
藤波のマッチョドラゴンに戻ります。
歌は上手いから売れるわけではない。聞いているだけで笑いがとまらず元気が出るなんて、それこそ歌手としては素晴らしいと思います! 実際にマッチョドラゴン売れてます( ゚Д゚)
藤波・大西とは逆に演歌歌手かと思うほどの美声だったのは現在区議会議員のイナズマ・ラリーアートの使い手 木村健吾。
プロレス界随一といわれる歌唱力と言われるのも納得でした。
佐山聡の「タイガーマスク」もカッコイイ!まさにヒーローボイスです。
大仁田厚の「飛翔」もなかなかです。腹から出す渋い声でした。真鍋アナウンサーをボコボコにしていた時とは違い、落ち着いたダンディーな声でした。
当時、アントニオ猪木にしろ大仁田厚にしろ、アナウンサーにビンタを食らわせても何ら問題にならず逆に盛り上がる時代でした。非常に大らかです!
今では考えられない。
ちなみにこの頃は渋谷にヤマンバと呼ばれる若い女性が大量発生していた頃です。20年後には今の常識も非常識に変化したりするかもしれないですね。
懐かしさついでにプロレス界のアイドル・キューティー鈴木も何曲もCDを出していたなと思い出し、聞いてしまいました。キューティー鈴木の歌声はオニャンコクラブの新田恵里「冬のオペラグラス」とどっこいどっこい!
どちらも昭和の香りが漂い懐かしい!まさにノスタルジア。
最初から最後まで微妙なズレを保ち続ける能力は聞いていて安心しました。幼稚園児のお唄を聞いている感覚に近いでしょうか。
ちなみに、キューティー鈴木がデビューCDを出した頃は、「いかすバンド天国」が大人気、ベルリンの壁が崩壊し、株価が38000円を越えますが、9ヶ月後には20000円を割ります。バブル最後の年でした。
バブルを経験した世代は、その後塗炭の苦しみを味わいます。ロックフェラーセンター売却、ゴッホ「ひまわり」売却、山一証券倒産など枚挙にいとまがありません。
話を歌に戻します。
今のアイドルは平均的に歌がうまくなっているんですね。AKB、perfume等でも対 昭和比だと非常にお上手なのではないでしょうか。
キューティー鈴木はアイドル的な活動を望んでいたわけではなさそうですし、ネタ作りの一環で仕事として歌っていたのでしょうから仕方ない。ガチだったら残念ですが(笑)
まあ何はともあれ歌唱に自信のない僕としては親近感のわく歌声でした。
冬の寒い日、たまに昔の画像を視るのも楽しいものですが、懐かしい画像が次から次へと出るために、膨大な時間を無駄にして自己嫌悪に陥る危険大です。
現に今、僕は猛反省中。この時間に砂袋を叩いていたなら、明日には今日の拳より素敵な拳に出会えたのに……よい子のみんなは時間を決めてネットをみましょう!
インフルエンザが流行ってきています。体調管理に気をつけて今月も頑張っていきましょう、押忍!
11月号
バタバタと過ごして、振り返れば落ち葉や秋刀魚や栗などでしみじみ秋を感じたということも無いまま、冬に近づいてしまいました。秋の夕暮れの何となく物悲しく切ない感じを味わいたかった
……ところで最近僕にとって、なんとなく心がぎゅっと締め付けられて切なくなるといえば、「野村証券のCM」です。
けっして株で切ない思いをしたという話ではありません。
皆さんも見たことがあると思います。社会人になり同窓会で再会する仲間達。その中の一人が野村証券に入社しています。彼は野村証券での仕事の話をする。
「株だけじゃないんだ。資産運用とか相続とかの相談も多いんだよね。」
「へえ~」
そこに可愛い女の子が登場します。
彼女は言う。「私も相談できるかな?」
野村証券君ははっとした表情を浮かべ「あっ…」と短くさけぶ。
特に何も説明はありません、かつて気になる存在であった女の子に違いない。
場面は野村証券君の回想シーンへと移ります。
高校生時代、階段の上で話込む二人。彼女が言う。
「ありがとう、相談にのってくれて」
「あのさ…」そう言いかけた野村証券君を尻目に、何かに気づいた彼女は
「あっ!じゃあねっ」と階段を軽やかにかけ降りていく。彼女の向かう先には、同じ制服を着た男子が彼女を見上げて立っている。切ない青春の一ページです。
場面は同窓会に戻り、野村証券君は答えます。
「もちろんだよ(^_-)-☆」
彼女は「ありがとっ」と答えます。
「それ野村にきいてみよ~♪♪」
このCMで心が少し寂しく、そして少しザワザワするのは僕だけでしょうか……ここからは、僕の勝手な想像ですが…
再会の表情から察するに、野村証券君と彼女が会うのは高校卒業以来。証券会社にお勤めですから確実に四年生大学をでている、もしくは大学院までの可能性もあります。少なくとも確実に四年間連絡をとっていなかった。
野村証券君は高校時代彼女に淡い恋心を抱いていた。彼女は知ってか知らずか、野村証券君を良き相談相手として、友人として付き合う。相談の中には階段の下で待っていた男に関しての恋の相談もあったことでしょう。
切ない思い出です。
野村証券君の恋は叶わぬまま高校を卒業し、その後野村証券君は一流大学に入学し、エリート達の就職争いに勝ち、野村証券へと入社。そして同窓会が開かれる。
僕の心がざわつくのはここからのシーンです。あれだけ高校時代いろいろ相談しておいて、卒業後一切連絡などとろうとしていなかったであろう彼女が、野村証券社員と知った時の近づき方を見て欲しい。
繰り返しますが、あくまで僕の想像ですよ。
同窓会で彼女が野村証券君の元へとにじり寄って来たとき、野村証券君の表情は明らかに「数年ぶりに会った好きだった女の子」に出会った時のもの。
お互い四年ぶりに再会なら、女の子としても「久しぶりね~っ!」とか「野村証券君!元気だった?!」という反応が自然だと思うのですが、彼女は違います。第一声が
「また相談にのってくれるかな?」なのです|д゚)
彼女はそばで野村証券君の仕事の話を聞いていたのです。野村証券、一流企業、安定、住宅手当てもあり……そんな言葉が浮かんだかどうかはさておき、完璧なタイミングで満を侍してジャジャーンと登場。
そして第一声が「私も相談できるかな?」です。
彼女は間違いなく野村証券君が自分に恋心をいだいていたことを知っている。過去の淡い思い出を匂わせながら、親密さをちらつかせながら、男心をくすぐりながらの数年ぶりの再会での「私も相談できるかな?」です。
男は弱い。非常に脆い(´;ω;`)
過去の気持ちを昨日のことのように思い出し嬉しそうに答えてしまいます。
「もちろんだよ(^_-)-☆」
それに対して彼女はこういいます。
「ありがとっ(´∀`*)ウフフ」。
「ありがとう」ではありません、「ありがとっ(´∀`*)ウフフ」です。
可愛く跳ねる感じで、他人行儀さは微塵もない、
「私とあなたは他の同級生の女の子より距離が近いですよね~」を匂わせた「ありがとっ?」です!いちいち小悪魔です。
その後同級生に「いい感じじゃん!」と突っ込まれ、「え~?何のこと~?」というような彼女の表情に、つい「嘘つきっ狙い通りだろっ|д゚)」と突っ込んでいました。
野村証券に入社していなかったら、果たして彼女は高校時代恋愛対象として全く見ていなかった男に対して今後の甘い展開を予感させるように近づいてきたのか……まあCMの場合俳優さんは坂口健太郎君ですから、何をしていたとしてもモテモテでしょうが。いや、つい熱く長くなりましたが、要するに羨ましい。そんなシチュエーションが思いつかない。
僕が同窓会で、筋肉談議に花が咲く。
「ケトルベルは瞬時に爆発的な力を発揮するのに有効なんだ。心肺機能も高められるから空手には向いてるんだ!それだけじゃないよ、プロテインの有効な取り方も大切なんだ!さあ、Let’s 筋トレ!enjoy空手っ!」
周囲「へえ~!!!(^^)!」
そこに、昔好きだった女の子Aが登場。
女の子「私も相談にのってくれるかな?」
岩「もちろん(`・ω・´)キリ」
女の子「ありがとっ(´∀`*)ウフフ」…………ない!どう考えてもない!
あるとしたらシチュエーションが変わってくる。それは決して甘い未来を予感させる男女の雰囲気ではなく、ガチで筋肉を育てたいということであり、相談という名のお誘いではなく、ガチなトレーニング目的のゴリゴリなただの相談。
そんなことを考えていたら急に秋の物悲しさが、夕暮れ時ではない晴れ渡る青空の下で僕の心をいっぱいにしました。心で秋を感じたのだと思うことにして、今月も日々研鑽です。
2017年10月号
だいぶ涼しくなりました。鍋の季節がやってきます。
上京したての頃「うどんを食べに行こう!」と言われ連れていかれたのが新橋の「美々卯」の「うどんすき」でした。
「物凄く高いうどんだっ!東京ってすごいっ!」と非常に驚いたのが懐かしい。
鍋料理が広まったのは江戸の後期からだそうで、最初は皆で一つの皿をつつく習慣がなかったため、一人鍋が流行りだったそうです。鍋の歴史については、鍋に熱い「ミツカン」や「モランボン」のホームページに詳しくかかれています。
鬼平犯科帳ファン馴染みの五鉄さん。絶品です!
少し前に「家康鍋」が話題になっていました。八丁味噌ベースで三河湾でとれた魚と地元の野菜を入れた鍋で、「家康」とつけば当然「出世・繁栄の御利益」があるそうです。
坂本龍馬が暗殺により食べ損ねたとされる「軍鶏鍋」も、一度本場高知で食べてみたい。
子供の頃、鍋に心踊ることはなかったけれど、大人になった今は鍋が非常に好きです。きっと歳を重ねてくたびれた体が、多くの野菜とタンパク質をバランスよく求めているに違いない。
鍋ほど一度に多くの種類の食材をバランス良く取り入れられる食事はありません。汁もいただくので、水に溶け出したビタミンも取れる。炭水化物はシメにもってくれば、血糖値の急上昇も抑えられ、食べ過ぎなければダイエットにも最適。
見るからに食の細い羽生結弦選手も遠征先では一人鍋をよく食べるそうですし、高橋大輔選手は現役時代、鍋があまり好きではないものの、体のためにいろいろ工夫を凝らして鍋を食べていたようです。相撲部屋のチャンコは言うまでもなく、数々のアスリートの体作りに使われています。完全食です!怪我を減らし素晴らしいパフォーマンスにつなげるために、日々取り入れたい。
とはいえ、朝から鍋がいけるほど、僕は胃にも時間にも余裕はなく、夜は稽古を終えて事務的なことを片付けて帰れば日付は変わり、そこから「さあ、鍋でも!」というゆとりもない。
僕は鍋をただ飲み物のように流し込んで食べたいわけではなく、湯気に包まれて温まりたいのです。ゆとりある心で鍋と向かい合いたい。
となると、チャンスは昼。昔に比べたら、一人鍋が食べられるお店もかなり増えていますが、吉野家・松屋ほどあちこちにあるわけではありません。吉野家が数年前に出した「一人鍋専門店」は残念ながら広がることなく閉店したもよう……再び吉野家さんがチャレンジしてくれないかなあ。
やはり最終的には自分の力でこの困難を切り開くより他はない。
僕が昼時道場の片隅でコンロにかけた土鍋を幸せそうにつつく日も遠くはない。そんな光景を見たら秋冬の風物詩として温かく見守っていただけたら幸いです。
バランスよい食事で効率よく身体を鍛えていきましょう!
2017年9月号
赤蜻蛉をたくさんみかけるようになり、秋になったんだなあと感じました。
百人一首にも秋を読んだ歌が幾つもあります。
我々庶民は秋は収穫の時期で一番忙しく、大盛り上がりの季節ですが、そこは農耕とは無縁の優雅な貴族達……「寂しいなあ」とか「物悲しいなあ」とかまたは「庵で穏やかな気持ちだよ~」などと詠むようで、環境で人間の感性は変わるのだなあと思いました。
感性というには違うかもしれませんが、我々の業界も環境のせいで、多少の切れた腫れたは「ほっとけば治るだろ」と病院に行かず自然治癒を待つことが多い。痛みの感性がおかしくなりがちです。年齢と共に数年前の傷痕も消えなくなっている今日この頃、身体に関しては普通の感性を持って暮らしていきたいて思います。力道山だって、すぐ病院に行っていれば運命は違ったはずですから。
感性といえば、最近俳句人気が高まっているそうで、俳句好きな道場生の熱いオススメで、初めてNHKの「NHK俳句」を見て、一瞬でハマりましたっ、司会の岸本葉子さんに!
肝心な俳句はサッパリわからないが、オヤジ達も、一度「NHK俳句」を見て欲しい!そして岸本さんのあの声を聞いてみていただきたい!驚くほど優しいっ優しすぎる!話す言葉がフワフワと優しく漂いながら耳を包む感じです!自分を主張し過ぎず、とても自然で、それでいて印象深い。その澄んだ空気が耳に入ると汚れた自分が恥ずかしくなる感覚です。30年前初めて菊池桃子の歌に出会った時を思い出しました。
慣れとは恐ろしいもので、僕はほとんどテレビは見ず、四六時中道場で猛者達が腹から押し出す「押忍っ」「せいっ」「ガッハッハ」という太い声ばかり聞いているので、岸本さんの声はもはや異次元。ファンタジーの世界でした。10分もかからず心地良い眠りに落ち遅刻するところでした。まあ俳句に対する感性は未熟であることは良くわかりました。
音にも色があるそうです。色聴所有者は音を聴いて色が見えるそうです。「キャ~」という声援を「黄色い声」という感覚ですね。
高温は明るい色、低音は暗い色になるようですから色聴所有者が道場前を通ったら、暗い色が飛び交うように見えるのでしょうか。必死で岸本さんの声を見ようと頑張りましたが、色聴所有者ではないため難しい。絞り出した色は淡いピンクと白をフワフワっと混ぜた色です。
僕は何色なのかな?自分で言うのもなんですが、声は渋いとお誉めいただくこともあるのです!ただ間違いなくブルーやグリーンではないでしょうから、例えば黒だとしたら大理石の黒とか碁石の黒、紫だとしたら黒よりの深い紫と言われたい!決して「くすんだ…」と言われぬようにしていきたいです。
どなたか色聴所有者の方がいらっしゃいましたら、是非僕は何色なのか教えてください。
今月も我がエロボイスに磨きをかけるべく、腹から声をだして気合いを入れていきたいと思います。
2017年8月号
朝8時過ぎ、近所の生け垣に、抜け殻の横にしがみつく真っ白な羽化したての蝉を見ました。子供の頃以来かなり久しぶりに見たのでテンションがあがりましたが、同時に「この時間で真っ白な状態ということは…動けるようになるまでこの炎天下、敵も多いのに大丈夫なのかっ?」と心配になりました。
蝉は羽化して飛べるようになるまで、無防備です。襲われたらひとたまりもないので、夜から朝方にかけて羽化して成虫になり飛び立っていくというのに、朝8時、道路に面した直射日光が突き刺す生け垣に、鳥もクモもいるどあろう、さらに夏休み…蝉の天敵である小学生男子もウヨウヨ。そんな中、緑の生け垣に真っ白な羽化仕立ての蝉。あまりにも無力です。
そもそもなんで夜中のうちに成虫にならなかったのか…うっかり出遅れるなんてことが昆虫にもあるのでしょうか。そもそも蝉はどうやって真っ暗な土の中で「そろそろ羽化の時間だな!」と知るのだろうか。羽化しようと思っていたが寝過ごしてしまい、仕方なくもう一晩寝て待つ…なんて時間調整はできないだろうな。妊婦さんが「破水したっ!」と急いで病院に行くように、「背中割れてきたっ!」と急いで土から這い出て木に登るわけにいかないよな…など疑問がたくさんわいてきて、検索しましたが、羽化のタイミングの詳しいメカニズムは未だわかっていないようです。ただ、地温が26度を越えてくると雌の羽化が増えるという情報はゲットしました。
7月は雄の羽化が多く、8月になると雌の羽化が多いそうです。雄がたくさん揃ってから羽化したほうが、より強く優秀な雄と出会う可能性が高いからとか…カスを掴む可能性を減らすそうで…自然の世界はシビアですね。
どこの世界でもカス(失礼w)が存在するというのも面白いものです。やはり生物(笑)
気になっていたので夕方4時半頃再び覗きにいくと、蝉はちゃんと茶色くなって大人になっていました!ホッとしました。鳥にも食べられず、クモにも襲われず、小学生男子にもツンツンされず、無事に成虫になりました。もう飛び立つだけ。一安心です。
この蝉は運良くかなりリスクの高い羽化に成功しましたが、こうはいかない場合が多いでしょう。僕が蝉だったら、結構不安です。
寝過ごし過ぎて土の中で背中が割れてくるとか、土からでて張り切りすぎて鳥から丸見えの高い枝まで登って羽化を始めちゃうとか、腹筋を過信して反り返り過ぎてなかなか羽が伸びないとか…いずれにしても命が危なかった。人間で良かった。「失敗は成功のもと」とは人間にしか通じないはずです。昆虫なら失敗は直接命に関わります。失敗=死と考えても良い。
今、人間として生きていることに感謝しながら、他者からカス扱い受けぬよう(笑)今月も熱く稽古に励んでいきます。
2017年7月号
ギリシア神話を元に書かれた名画についての本を読みました。絵画に詳しくない僕でも見た記憶のあるものが多く面白かったのですが、それより何よりギリシア神話に度肝を抜かれました。ギリシア神話と言えば、子供の頃読んだ「…というわけで、お空の星座にしてあげました」という結末の綺麗な話だったと記憶していたのですが、それはあくまで子供向けのお話。いやいやかなり自由過ぎる神々の話でした。今近話題の「昼顔」など足元にも及びません。人間より人間くさい。
日本の神様は「触らぬ神に祟りなし」ですが、オリンポスの神々は触らなくても祟りまくります。何もしていないのに、神様の嫌いな奴の身内という理由で祟られたりします。とばっちりで殺されることも多い。
またギリシア神話解説の中でアマゾネスの伝説もふれられてました。アマゾネスと聞いた僕のイメージは、あの懐かしいピップエレキバンでお馴染みピップ株式会社の栄養ドリンクのCM「ダッダ~ン!ボヨヨンボヨヨンっ」でお馴染みのボリューミーなアマゾンに住む強い女性のイメージだったのですが、まったく違っていました。アマゾネスはアマゾンに住んでいるわけではなく、ア(否定)+マゾン(乳房)という意味で、黒海沿岸やコーカサス地方に住む女性だけの戦闘民族集団で弓をひくのに邪魔だからと右の乳房を切り落としたのでアマゾネスといわれ、他国の男と交わって子供を産み、女子なら戦士として鍛え育て、男子が産まれると殺すか奴隷にしてこき使うという恐ろしさ…これは…ただの伝説だと信じたい。「火のないところに煙はたたない」と言いますから、伝説にも元になった事実があるように思いますが、こればかりは完全なる伝説であって欲しい。
驚くといえば日本の神話「古事記」を読んだときも、ギリシア神話同様に自由な神々だらけだったことを思い出しました。
出だしからイザナギとイザナミが子供を作ったが形が悪かったので川に流して捨てたという話だったはず。「なんと、残酷な神様なのに…」と驚きました。
古事記には二人(神様)の会話を以下のように記述しています。
~(中略)~黄泉比良坂まで引っ張ってきてこれを塞ぎ、その岩を間に挟んで向かい合い、ことど(別離の言葉)を渡した時に、伊邪那美命(イザナミ)は、「愛しい我が夫の命よ、あなたがこのようにするならば、私はあなたの国の人間たちを一日に千人ずつ絞め殺しましょう」と言った。
すると伊邪那岐命(イザナギ)は、「愛しい我が妻の命よ、あなたがそうするならば、私は一日に千五百の産屋を建てよう」と言った。そういうわけで、一日に必ず千人が死に、また一日に千五百人が生まれることになった。
ワケワカメ(´・ω・`)
口説き文句も最高です。
「お互いの凹凸を合体させて国作っちゃう?」超訳
最高です!
いつの日か使用してみたい言葉の一つ。
では他の国の神話どうなのかと気になりインド神話に軽く目を通し始めたら、そのカオスな世界に今興味が止まらなくなりました!まずシヴァ神が男根から産まれたというところから釘付け。ただ、これに関してはギリシア神話でもあの美の女神「ヴィーナス」は天空の神ウラノスの男根が海に投げ捨てられた時に出来た泡から生まれたという説があります。
さらに、インドといえば象のお顔のガネーシャが有名ですが、これについても神話がありました。
シヴァ神の妻が自分の垢を集めて命を吹き込みました。こうして出来たのがガネーシャです。
シヴァ神の妻はガネーシャに水浴びの見張り番を頼みます。
そこにシヴァ神が帰ってきて「中に入りたい(^_-)-☆」と言いますが、ガネーシャが断ると、「何をっ(--〆)生意気なっ」と、ガネーシャの首を引き抜いてポイッと捨ててしまったのです|д゚)ヒィィ~
妻は驚いて「ちょっと~あれはアナタの子供なのよっ!(´・ω・`)」シヴァ神も驚いて、捨てた首を探しますが見つからず、それでは仕方ないと、最初に出会った象の首を切り落とし、それをカポッとはめてあげましたとさ。
というわけで、ガネーシャの完成です。
また、たくさんの生首をネックレスにしている神様や、旦那の上で踊り狂う神様など、これから謎を解いていきたい気になる神様が満載でした。
BRICsと呼ばれて久しい国 インドらしいカオスの世界が気になって仕方ない。この夏は猛暑だそうですから、休日溶けそうに暑い日は、部屋でインド神話を読破したいと思います。
興味がある反面、カースト制度を基にした不可触民という存在を無くして欲しいとも思います。
神話とは関係ありませんが、最近一番驚いた事実に、将棋の渡辺明竜王が、自分より全然年下の33歳だったというものがあります。あの落ち着きを是非見習っていきたいと思います。
2017年6月号
ハシビロコウにはまりました。
そうです、あの眼光鋭い鳥のハシビロコウです。こちらをにらみつけながら微動だにしないハシビロコウ。羽を広げた姿などまさに怪鳥!
ワイルドにジッとこちらを睨みつけ、カメラが壊れたかと疑うほどまったく動かないハシビロコウの映像しか見たことがなかったのですが、先日見てしまいました…飼育員にカタカタと嘴を鳴らしながらすりより、ゆっくりお辞儀をするハシビロコウをっ!しかも世話してくれる飼育員さん以外を見ても相変わらず微動だにせず完全に無視するのに、ハシビロコウ担当の飼育員さんが来ると「カタカタカタカタ」と嘴を鳴らしながら近づいていき、深々とお辞儀!可愛いっ可愛いすぎる!ということでハシビロコウにはまりました。
ハシビロコウは飼育員さんの顔を認識しているようで、ハシビロコウ担当の痩せ型の飼育員さんのお面を、かなりポッチャリ体型の男性に付けさせてみたところ、間違えてあっさりお辞儀しちゃうウッカリさんなところは置いておくとして、普段皆に無愛想なくせに担当だけに愛情表現する姿が可愛い。心のどこかで「いいなあっ、ハシビロコウ担当!!」とハシビロコウに愛されている飼育員さんを羨ましく思う自分がいました。
「俺にだけ」という人間の特別感をくすぐる憎い奴です。
会う人会う人全てにすり寄って愛想振りまくより、普段誰に対しても無愛想極まりないのに自分だけには甘えてくるなんて、人間の愛の優越感をくすぐる術を本能で知っているとは侮れない!
「彼女のあの笑顔は俺にだけむけられているっ」
「彼ったら私の前でだけは弱さをみせてくれる」……このセリフの先が幸か不幸か、天使に出会ったのか悪魔に出会ったのか、人間界ではわからないところもありますが、ハシビロコウの場合は100%純粋に親愛の情です!
ちなみに、「飛べるのかなあ…」と調べてみましたら、飛んでいる画像がありました。短い距離ですが飛んでいる映像もありました。上野動物園でハシビロコウに会えるそうなので、是非今度会いに行きたいと思います。
以前夢の国ディズニーランドで、優しいガチョウさんに「グワァっと僕だけ威嚇されたトラウマがあります。ハシビロコウさんが温かく僕を見つめてくれることを心から祈ります!
では今月も頑張っていきましょう!!
2017年5月号
男女で座るとき、大抵女性を奥にします。もうこれはいつの間にか染み付いたマナーのようなもので、理由としては「女性は荷物も多いのでソファー席になっている方に通してあげる」、「男性がリードしてオーダーなどするためにウェイターに近い手前に男性が座る」などいくつかあげられるものの、一番納得したのは日本の上座文化でした。大切な人を上座に…という文化がある日本では「大切にしてますよ」という意味で上座に当たる奥に通すのです。
確かに先輩と行けば先輩を奥の席に通します。
ただ、男女でも母と息子の場合は面白いことに気づきました。幼稚園でも小学生でも中、高生でも、母親は息子を上座に座らせるケースが多い。大学生くらいになっても奥に座る子も目にしますが、まだまだ親に保護されて生きているわけだから、母目線では体はゴツくなっていても守るべき可愛い幼い息子に見えるのかもしれない。母と息子の場合は、守る者が守りたい対象を奥に座らせているように感じます。
愛ですね!
小さな息子と母親が年を経て、立派な大人と白髪混じりの母になった時は、目にした限りでは母親が奥に座り社会人の息子は手前に座っています。子供が親を守るようになったんですね。成長の証です。
老夫婦の場合は、僕のみる限り数パターン。普通に女性を奥に通すケース、足や腰が悪い方が奥に座るケース、または同伴者が椅子をひいて座らせたり立つのを手伝うのに楽なので足腰が悪い方を手前にするケース、昭和の亭主関白で妻が三歩下がって手前に座るケースなど。これもそれぞれ愛の形ですね。
欧米では「女性を奥」というマナーはないそうで、「女性を居心地よい席に案内する」のがマナーだそうです。マナーの基本は愛と優しさ。日々の精進で己を磨き、愛と優しさを持てるゆとりある人間であり続けたいものです。今月も頑張って稽古に励んでいきましょう!
座席といえば先日の事。アメリカからビックリニュースが(-_-;)
米コロラド州デンバーの南100キロにあるウッドランドパークで車を運転していた女性が「後部座席で物音がする」と警察に通報。警察官が到着して車内を“捜索”したところなんと小熊が姿を現した。
警察当局によれば、車内に置いていたスナック菓子を見つけた母親の熊がなんらかの方法でドアを開けて中に侵入。小熊もそのとき中に入ったが、人間の気配を感じて逃げた母と違って小熊の方は食べることに夢中になって逃げ遅れたようだ。
戸締りには気をつけたいものですね(-_-;)
2017年4月号
春の甲子園も残すところ決勝のみ。熱い闘いは感動を呼びます!そのせいかどうかはわかりませんが、喫茶店で隣の40代後半であろうマダム5人組が座り、楽しそうに盛り上がっていました。その内容は「今ならアニメ『タッチ』の登場人物の中で誰と結婚したいか」(笑)
ポイントはこの
『今なら』
という言葉です!世間を知らない若い頃と現実を知った今では選ぶ人が違うということ!
男として多少の恐怖と興味が入り混じり、つい会話に加わってしまいました(笑)
マダム達が夢見る乙女だった当時の推しメンをまとめると、
『かっちゃん派』
『たっちゃん派』に分かれていましたが、大人となった今、いろいろな名前が飛び交っていました。
申し訳ないことに僕はあまり『タッチ』には詳しくない。南ちゃんが出てくる野球の話だったなあ…というザックリした記憶しかないのですが。
マダム達によれば『かっちゃん』は安定感抜群。大手企業で順調に出世をしていき、良きパパになっただろうが漫画の中でも子供をかばって亡くなってしまったのだから、優しさと正義感から損をしてしまう運かもしれない。
『たっちゃん』はポテンシャルは高いけど活かせるかどうか妻にかかってくる。
更にたっちゃんは全然勉強してないから大手企業は無理だけど、細やかな気配りと頑張りで、中小企業で花開く可能性ありと
……高校生活を見てそこまで先を予想するとは!
僕にとって南ちゃんは年をとっても南ちゃんのままを想像してしまいますが、女性は現実的です。そういえば、昭和の白雪姫 天地真里さんの変化に泣き崩れた父の友人がいたのを思い出しました。
さて、5人のマダム達は『昔はたっちゃんが好きだった』という意見が多かったものの、今選ぶならということで、大いに盛り上がったのは『新田君』なる人物でした。僕は『新田君』に関してはまったく初めまして状態だったので後から調べたところでは、この新田君、野球の腕はピカイチ、頭脳明晰、かなりな美男子でさらに実家は金持ちという非常にいけ好かない奴のようです。
新田君のくだりは盛り上がってました。新田君のプラスポイントは
1. とにかくイケメン
2. 間違いなくエリート
3. 実家が金持ち
新田君のマイナスポイントは
1. モテすぎて心配
2. 完璧すぎて妻として気が疲れそう
3. 絶対親の面倒をみることになるから自由がなくなる
4. 妹が面倒そう
マイナスポイントの3、4は震えるほど具体的な意見交換がなされていました。ただ、仕事に家事に子育てに夫の親の面倒まで、マダム達の忙しい毎日を知って頭が下がりました。
僕が一瞬、心癒されたのは『孝太郎』君について。
『孝太郎』君は、和也、達也と組んだキャッチャーで、ぽっちゃりどっしりした正義感あふれる優しい男。『孝太郎』となら、明るく楽しく穏やかな家庭が築けるし、よき夫よきパパになりそうだと。何よりも優しさが幸せになる基本だと。さらにエースで活躍する人より、人や状況を読んでまとめる能力を必要とするキャッチャーやマネージャーのほうが会社は必要とするし、意外と昇進するという仕事面への期待も高くありました。そう、人間の基本はやはり優しさなんだっ!
意外にも金や顔でなく、優しさを大切に感じているマダム達に思わず握手を求めそうになったその時、
『でも、もし新田君と孝太郎と同時にプロポーズされたらどうする?』
という一人のマダムの問いに全員が
『やっぱ新田君いっちゃうな~アハハハハ』と……だよね~(-_-;)
まあ、大人になって気づくことって沢山あります。
子供の頃ガンダムを見て『なぜホワイトベースのお袋さんであるミライさんがモテるのだ?お色気セイラさんではないのか?』と思っていましたが、今ならわかります。ミライさんの素晴らしさ。
仕事で凹んで帰った時に『それでも男ですか!?この軟弱者っ!』とビンタされるより、『わかるわ』と優しく包まれたい!僕も大人になりました。
でもミランダ・カーとブルゾンちえみに同時プロポーズされたら迷うことなくミランダ・カーです(笑)
4月になりました。新たな環境でスタートをきる人も多いことでしょう。また一段大人への階段をのぼっていきましょう!
2017年3月号
いつも通りに稽古を終え、バイクで家に着いた頃、僕の身体は凍えきっていました。
まずはあたたかいコーヒーでも飲もうと、椅子に腰掛けたその時、僕の口から無意識に「ヨッコイしょういち!」という一言が漏れたのでした(-_-;)
あまりに往年のオヤジギャグを無意識に呟いてしまった照れ隠しに、「な~んちゃって」と更に心で呟き、そんな自分に冬の夜以上の寒さで震えました(;゚Д゚)
とうとう僕も自然とオヤジギャグを発してしまう歳になってしまったのか…そういえばここ最近 小倉さんが呆れるデーブスペクターさんのギャグにクスッと笑う僕がいました。
この「オヤジギャグ」ですが、脳の老化現象だとか耳の老化現象だとか聞いたことがあります。脳が老化により一つの単語から似たような単語を幾つか迷ってはじき出してしまう、または耳の老化でピタっと聞き取れず似たような単語が浮かんでしまう、さらに最大の恐怖は、その浮かんだ言葉を面白いかどうか判断を待たずに口からだだ漏れさせてしまうところです。
ただ、僕は「オヤジギャグは老化です説」に関しては少し疑問をもっています。その理由はさかのぼること20年以上前、知り合いにオヤジギャグ大好きなジジイがいました。
オヤジギャグを連発しては、「違うかっ!」「な~んてな!」を繰り返すので、周りもたまに疲れて聞き流している節もみうけられましたが、非常に家柄も人柄も良く、仕事も出来る小柄なチョイ悪紳士でした。
とにかくスゲ~豪邸に住んでおり、門から玄関まで50メートルくらいありそうな邸宅。もちろん外囲いは煉瓦作り!近所の子供達は「○○城」と呼称していたくらいの家柄です。
*イメージはこんな感じです!
そんなギャグオヤジは、とにかく良く思い付くな~と関心するほど、ストックしていたわけではない生きたオヤジギャグをその場でガンガン飛ばしてくるのです。
偉い人だったので、もしかしたら部下は頑張って笑っていたのかもしれませんが、僕の目には上の立場にいるはずのその人が、オヤジギャグで場を和ませ、上下関係の壁を取り払い皆から愛され慕われているように見えていました。
子供心に「このオヤジ、スゲ~な~」と感じていた事が思い出されます。
鳥が最初に見た物を親と思うのと一緒、三つ子の魂百までと言いますし、とにかく人生で最初に出会ったオヤジギャグ連発のオヤジが「かなり出来る男」だったため、僕は「オヤジギャグ老化説」を認めきれないのです。
「さあ、今すぐギャグを考えて!」とムチャ振りされて笑いをとれる人はなかなかいない。それなのに、誰からふられてもいないのに、ギャグをかましまくるなんて、素晴らしくクリエイティブな脳ではないか!!さらに強いハートもセットときている。
幼かった頃を思い出してみてください。子供のあなたはダジャレが大好きだったはず!「布団がふっとんだ」「筑波山に食いつく婆さん」などの言葉遊びで腹を抱えて笑った経験をお持ちの方も多いと思います。オヤジギャグの使い手は、そんな少年のピュアな心を持ち続けるクリエイティブなオヤジという生き物なのです。
何も恥ずかしいことはない。頭に浮かんだそのオヤジギャグを勇気を持って言葉にしてみましょう。その時の周りの反応で自分が愛されているかどうかも自ずとわかるはずです。
さあ今月も熱い稽古で筋肉をつけマッスル!
*時折、道場内でもオヤジギャグを求めますが決してパワハラではございません。
純粋にコミュニケーションを図りたいだけなのです( ´艸`)
2017年2月号
先日の事。友人が会うなり
「いや~池袋で初めて見ることができたよ、ドフラミンゴ!!たくさんいるってテレビでみたのに、今まで出会ったことなかったからさ~」
と嬉しそうに報告してきました。
僕はまったく意味がわからず、「ドフラミンゴ」と聞いてまず頭に浮かんだのは、ものすごくビビッドなピンク色でかなり大きなフラミンゴの姿でした。
赤羽の林家に羽をつけた感じ?
そんな派手なフラミンゴが池袋に?と
全く分けがわかりませんでしたが、よくきいてみると、アニメのワンピースに出てくるキャラクターだといわれました。
恥ずかしながら、人気の漫画をほとんど知らず、漫画といえば、「ゴルゴ13」「魁!!男塾」くらいしか浮かばないので、まずはその「ドフラミンゴ」を調べてみたところ、動物ではなく、ピンクのファッサファッサした上着を羽織ったガタイのよいキャラクター!
今までまったく意識はしていなかったけれど、さすがに街にこれが歩いていたら気づきそうなものですが、僕はまだ一度もお目にかかっていませんでした。
その日から僕のドフラミンゴ探しが始まりました。
渋谷に行けば会えるかもしれないが、なかなか僕の行動範囲周辺には生息していない「ドフラミンゴ」。更に聞くところによると、ファッサファッサしてガタイがよくみえるそのアウターは非常に風通しが良く寒いらしい!益々謎は深まります。このクソ寒い冬場に何故?
見たい、どうしても見たい。その思いが思っている以上に強かったようで、稽古中にフラミンゴが入会を希望して見学に来るという夢まで見てしまいました。
探しつづけること二週間!ついにその瞬間は訪れました。埼京線車内にて、発見しましたっ!!!
埼京沿線にもドフラミンゴの生息を確認したのですっ!
後ろ姿ではありましたが、桜のようなピンクのファッサファッサの、ドフラミンゴさんでした。質感はフラミンゴというよりテディベアのような感じを受けましたが、ネットでみた「ドフラミンゴ」の画像に確かに似ていました!
ピンクのドフラミンゴ系女子を生まれて初めて目にして探し物を見つけた喜びに包まれました。ようやく見つけたピンクのドフラミンゴが、僕には幸せの青い鳥に見えました。
それにしても感心したのは寒風吹き荒ぶ凍える夜に、風通しが非常に良いといわれるドフラミンゴアウターで歩くオシャレに対する若者のこだわり!
その昔、おすぎとピーコのピーコさんが、「オシャレは我慢ですっ!」と言っていたのを思い出しました。
フラミンゴが気になって仕方なかったので生態等を調べていた所、見つけてしまいました
映画 <ピンク・フラミンゴ>(-_-;)
ネット評判を見ると相当にエグいゲスッぷり映画との事。性器やら汚物満載のフルスピード下ネタ映画のようです(-_-;)
監督いわく「アメリカ中流家庭に普遍的な虚栄心と競争心の寓話」だそうです。アマゾンで9800円ですので興味がある方はチェックしてみて下さい(笑)
ちなみに、ついでといってはなんですがフラミンゴの夢を夢占いで調べてみました。「フラミンゴは情熱の暗示。物事に対して積極的になっていて情熱を持って取り組んでいる時によく見る夢です」とのことでした。当たってますね(笑)
ドフラミンゴ探しへの熱い思いを稽古に上乗せして、益々空手に情熱を持って取り組んでいきたいと思います!
2017年1月号
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
熱く燃える素晴らしい一年にしていきましょう!
昨年末ですが、僕は山積みの仕事に追われていました。
やらねばならない事、やりたい事もありすぎて、にっちもさっちもいかなくなったので、とにかく気分転換にバイクで温泉にでもいくことにしました。半ば現実逃避、自由を求める僕の頭では尾崎豊が流れておりました。
どのくらい走ったか…ふらり立ち寄った山奥の温泉で、僕は鷹を連れた鷹匠にバッタリ出会ったのでした。嘘ではありません、イベントの帰りなのかわかりませんが、向こうからいきなり鷹を連れた鷹匠がさっそうと現れました。
ところが、見ていると鷹が全然いうことをきかない(笑)
*画像は日本一有名な鷹匠・本多正信公
すぐに鷹匠の腕から飛び立ち、鷹匠が戻れの合図をしてもなかなか戻らない。そのうち駐車場に数台とまる車にガツガツ爪をぶつけながら車にとまる始末。都会だったら賠償問題だなあと思いながら、ダメな鷹を見ておりました。しかしずっとみていると、ダメな鷹と見せて、この鷹さんはかなり計算しているようでした。鷹匠をじらせておいて、適度に鷹匠の元へ戻ります。
さらに女性を見つけ、女性に向かい頭ギリギリにグワ~っと飛び、
「きゃ~すごいっすごいっ怖い~!」
と歓声をあげる様子を木から見下ろしていました。横にいた子供も「うわ~!!!」と大はしゃぎです。それをみた温泉客数人も鷹に釘付け!
親子のリアクションがかなり良いので、鷹は鷹匠の合図を完全に無視して何度か親子スレスレをグワ~っとすり抜けては木に止まるのを繰り返し、ひとしきり「すごいっ迫力ある~っ!」「かっこいいっ!」と黄色い声援を受け場を大きく盛り上げてから、疲れたのか飽きたのか鷹匠の元に戻っていきました。鷹匠は鷹を腕にのせ去っていきました。
ひなびた温泉にぼ~っと浸かり、山の緑と流れる雲を眺めながら、先ほどの鷹を思い出し「2017年謙虚さを忘れずに生きていこう!」と思いました。鷹より人間が賢いと思うなんて、思いあがりもよいところだと強く感じました。なんだか鷹にニヤリと笑われた気がしたのです。来年はまずは謙虚であろうと心に誓い、一年の垢を全てを流して清々しい気持ちで帰路につきました。・・・・・バイクなので当然湯冷めしましたが・・・・
さて、皆様は今年の目標は立てましたか?
僕の今年の目標ですが引き続きフィジカルだけでなくメンタル強化にも力を入れていきたいと思います。ゴルフでもボーリングでも野球でも体操でも、一流の選手ほど、練習と本番の動きを重ねてみるとズレがないそうです。緊張する場面でも緊張に負けずに練習とまったく同じ動きができる集中力とメンタルの強さが一流の証。
一流のメンタルめざして僕自身も頑張っていきますので、一緒に「ここ一番に強い人間」になりましょう!!
プライベートでは、城からの日の出が見たいですね!「仕事が忙しくて…」と思っていたら一生いけませんから、なんとか今年一度でも城または城跡から日の出を見てパワーを得たいと思います。お勧めの日の出がありましたら、是非ご紹介ください!
2017年、素晴らしい一年なるよう思いを込めて、初稽古に励みたいと思います。
本年もご指導ご鞭撻、何卒宜しくお願い致します。