武蔵浦和道場での稽古でした。
人間には右効きと左利きに不思議と分類されるもので、戦いという分野においてもそれは変わらない。
戦いにおいて一般的に「左利き優位」とされる事が多い。
・左利き派は少数なので右効き派は対戦に慣れていないが、左利き派は右効き派との対戦が普通。と理由は簡潔に説明されます。
実際に対峙してみると、やはり違う。写真で見た通りに、互いの前手前足がぶつかる距離になるのです。
左利きの右上段回し蹴りは視野の外(自身の左手が左側の視野を遮っているとも言える)から来るので、要注意。
僕は幸いにも道場から育ったチャンピオン達は左効きが多く、「今日は右効き、俺だけか」という事もざらにあったお蔭で慣れていると言えるが、やり難さはそれでもある。
右効き派が優位に進めるポイントは前手の差し合い(リードパンチ)の打ち方と角度にあると考えます。
外、内の使い分けとポジショニング。真っ直ぐと角度付けたパンチ。そこから防御で繋ぐか後ろ手に繋ぐかは状況次第。
難しい所です。ボクシンググローブではグローブを使ったディフェンスが可能だが、MMAグローブでは違う対応が求められる。この点も今後の課題に入る。
昨日の稽古はパンチだけでしたが、本来は蹴りも加わります。
今後の主流はカーフキックになるので、当面はカーフ+パンチに焦点を絞り稽古内容を立てたいと思います。
サウスポーに対してのカーフは難しいな。下手に踏み込むと左を正面から喰らう自爆行為になる。この点も左効き優位になるかな。
昨日の武蔵浦和道場での稽古を通して改善点も多く見つかりました。
幼年の頃から道場に通っている子が、今春から高校生。
こうやって殴り合えるようになりました。これも道場運営の醍醐味です。
結構な痛みを伴うのが玉に瑕(;゚Д゚)
彼の第一の課題は、
パンチに気を取られ、足元が安定していない。いわゆる気があがっている状態なので
・走り込みを行う
・四股踏みで重心を落す意識付け
のどちらかに取り組むと良いでしょう(^^)/
次回はもっと楽しい稽古にしましょう!