2019年12月号
あっという間に今年も残すところ1ヶ月です。
帰り道、道路の両端が落ち葉だらけなのにようやく気づきました。バタバタと慌ただしい毎日のせいか、しっかりと秋を感じないまま、すっかり冬になってしまいました。
さて先日、「遊びの科学」という番組を観ました。
犬や猫だけでなく、爬虫類や昆虫も子供時代に遊ぶそうです。
子供時代に取っ組み合いをしてふざけあったマウスに比べ、遊ばずに育ったマウスはコミュニケーション能力に欠け、ストレスに弱く、精神が不安定になるということでした。脳の神経の発達も沢山遊んだマウスに比べ乱雑でした。
蜘蛛は、子供時代たくさん遊んだ蜘蛛のほうが、よく繁殖し、交尾後にオスを食べることも少なかったりと、子供時代の元気いっぱいな遊びが脳を発達させ、精神にも影響し、大人になってからの生活に大きく影響しているという動物学者の実験結果が示され、番組の最後に山や川、公園などで危険な遊びとは切り離されて、室内でゲームが多くなってしまった現代の子供達の将来に警鐘を鳴らして番組は終了しました。
ゲーム依存が病気として認定される時代となり、都市部では八割以上の子供達が放課後外で遊ばないという千葉大のデータも最近目にしました。
仕事が全然続かなかったり、ちょっとした挫折から立ち直れないまま引きこもったり、昼夜逆転してオンラインゲームをし続ける我が子の姿を見る親御さんの不安や苦労はいかばかりか…元気にスクスクと育つことが当たり前ではない時代がきそうで不安ですが、今、自分が子供だったら、思いっきり体を動かして、時には冒険しながらガンガン遊ぶことが、脳の神経を発達させたりストレスに強い心を作り出すとしたら、非常に嬉しい!
僕が子供だった頃、子供達は皆、山や川で走り回って楽しんでいましたから。自分が親だったらヒヤヒヤして見ていられないのではないかと思います。そのおかげか、確かに折れないハートは手に入れたようです。
家に閉じこもるより、小さいころから塾に行くより、友達と駆け回っている方が良いなら、一石二鳥!
これは嬉しい!
しかしながら、今は外で遊べる場所も少ない…キャンプや登山もしょっちゅう行くのは難しい…ということで、今後スポーツの果たす役割は益々大きくなると思います。
好きなスポーツとして、空手を選んでくれたら言うこと無し!
ですが、サッカーでも野球でも、ダンスや体操、水泳やバレエ、スケボーなど、何でもスポーツで元気いっぱい身体を動かしていくことは、健康な身体と心と頭につながるはずです。
空手の試合には礼儀正しい猛者達もウロウロしています。この業界を生き抜いてきた多くの百戦錬磨の師範達のこだまする「押忍!」の太い声。キャンプ場より溢れるワイルド感。その中で勝つか負けるか緊張感を経験し、思い切り動いて、喜びも悔しさも経験できる。アスレチックのようにワクワクしませんか?
大会が終わったころには脳のシナプスは刺激によってグングン発達しているに違いない!
さあ、みんなで空手の大会に行こうっ!!
体と心の強さは一生の宝です。特に心の強さを無理なく手に入れるチャンスが子供時代だというなら、これを無駄にすべきではないと思います。
空手キッズ達には、仲間達との稽古や大会や合宿を通じて、健康な体と心の土台を手に入れて、元気いっぱい社会に羽ばたいて欲しいのです。野太い「押忍!」「押忍!」の声が、小鳥のさえずりに聞こえるようになったら、もうこっちのものです。
今月も元気よく稽古に励んでいきましょう。
11月号
ふと立ち寄ったお店にいろいろな種類の歯磨き粉がおいてありました。
歯に直接塗ってから磨くもの、歯ブラシにスプレーして磨くもの、天然由来の成分使用のもの、オーガニックのもの…など様々。歯磨き粉といえば、普通に薬局にあるものしか知らないので、「時代は変わったな~」と感心してみていましたら、キラリと光る白い歯の店員さんが、「何かお探しですか?」と声をかけてきましたので、一番売れているのは何かと聞いてみました。店員さんのおすすめはこの「ドクターオーラル ホワイトパウダー」でした。男性も多くお買い求めいただいてます!と美しい笑顔が眩しい。高岡早紀から「学君、芸能人は歯が命っ」と微笑まれたような気がして、気分はもう東幹久。人生で初の粉歯磨き粉を購入しました。1400円弱だったかな…歯磨き粉にしては高いですが、並んでいた商品の中では安いほうでした。
帰ってから、別に歯を磨く必要もなかったものの、新しいものを買うとすぐ使ってみたくなるのが人というものです。早速使ってみました。歯ブラシを粉に突っ込んで、そのまま口へ。粉は舞わないのか、口の周りが粉まみれにはならないだろうか、粉の味がまずかったら悲劇だな…といろいろ思いながらもとりあえずチャレンジしましたが、素晴らしい歯磨き粉でした。
さほど粉は舞うことなく、味も普段の歯磨き粉よりもやわらかな感じで、しかもパウダーが隅々まで行き渡り細かく磨いてくれるからか、非常にすっきりしました!表面がツヤツヤになる感じがします。「おおお~!!」と感動して、必要もないのにもう一度磨いてしまいました。ちなみに磨き過ぎは歯に良くないそうなのでご注意を。
スポーツ選手にとって歯は大切です。細かくいえば歯と額関節は大切です。健康に長生きするためにも歯は大切です。最近老化を感じることも増えました。ミニオンズをミニヨンズと最近まで間違えていましたし、フィギアの「ネイサー チェン選手」を「ネイサー チャン選手」と毎回言い間違えたり、自分の老化が怖い。
目に見える歯の健康はしっかりと保っていかねば。
良いパフォーマンスのためにもお世話になっている「アルファ矯正歯科」で、しっかりと歯の検診をしたいと思います。
10月号
暗闇の中、その人は艶やかに光り輝き、甘い香りをまとい、疲れた僕に語りかける、「さあ、はやく…」そしてコロコロと笑う。
そのねっとりと絡みつく見た目とはかけ離れた声…それは涼やかで、人間の持つ媚びも、からかいも、もちろん悪意など言うまでもなく、この人の中にはひと欠片も存在していないと思わせるような無垢な笑い声に、魂を溶かされたように半ば無意識に僕は手を伸ばす。
で、その結果、寝る前は駄目だと思いながらヨーグルトに山盛り入れて食べてしまうんですよね~「アオハタまるごと果実」!
5、6年前に一度僕の中で「まるごと果実ブーム」がありました。
ご存知の方も多いと思いますが、「砂糖不使用」で果実をしっかりと生かした体に優しそうなジャムです。
たぶん当時発売したばかりで「砂糖無しでこんなに甘いのか?」と疑いながらも、ゴロっとした果実とさっぱりした甘さにひかれ、常に2~3種類を冷蔵庫に入れていました。
甘すぎるものを食べると、喉の奥のあたりが痛くなったりしますが、「まるごと果実」はそのまま食べても大丈夫!
ちなみに甘いものを食べて喉の奥が痛くなるのは感じる人と感じない人がいるらしいです。僕はHERSHEY’Sのチョコレートを食べると必ず痛くなります。
5~6年前の第一次myブームが過ぎて、しばらくはたまに食べるくらいでしたが、最近第二次ブームがきてしまいました。
僕の場合は単純。ヨーグルトにヨーグルトを超える勢いで入れて食べる!これだけ!
今冷蔵庫にはマンゴーとイチゴがありますが、そろそろ白桃も追加したいところ。ただ「まるごと果実」には欠点があります。余計なものが入っていないため、すぐカビるのです。
開封後冷蔵庫で二週間が目安。
ヨーグルトにスプーンでまるごと果実を入れ、一口食べてから「もう少しジャムいれてみよ~」と横着してそのスプーンのままジャムを追加などは絶対に御法度!
人間はまるごと果実よりずっと穢れているのです。
結構大きな瓶なのに、常に2~3種類用意してしまうので、時間との戦いとなりますが、僕は負けない(; ・`д・´)キリ
こんな美味しい砂糖不使用ジャムを開発してくれたアオハタさんに感謝しながら今日も「ヨーグルトinまるごと果実」をいただきます。
まあ砂糖不使用とはいえ、果糖はなめちゃいけない。時間と血液検査との戦いとなりますが、敵は二人といえど負けずに頑張ります。
さあ今日は「まるごと果実 白桃」を買いにいくぞっ(^_-)-☆
9月号
味覚に自信はありますか?
僕はあまり味覚には自信がありません。美味しい物は大好きですが、目隠しをしてサツマイモのクッキーとカボチャのクッキーの違いがわかるかといわれたら自信がないです。残念ながら繊細に味を把握出来る舌の持ち主ではありません。一流料理人は鯛の刺身を食べて産地がわかるそうです。素晴らしい!
自然界では舌は毒味役であり、
「酸っぱいもの」→腐っている!
「苦いもの」→毒だ!
と、体に悪いものを排除するためだったのが、人間は進化とともに味覚が快楽と結びついてきたそうです。
関東学院大学の研究を読みましたが、イルカやアザラシ、アシカなどの海洋哺乳類は味覚受容体の多くを失っていて塩味、甘味、旨味、苦味を感じていないそうですが、そんな中、機能的な味覚受容体を保持しているのがラッコでした!
確かに水族館で飼われているラッコは気に入らない餌は「ポイっ」と捨ててしまう。餌の中に伊勢エビがあるのを気付くと、伊勢エビを食べきるまでアサリなど見向きもしないとか。
野生のラッコは何を食べているのかといえば、ウニ・あわび・カニ・エビ……高級品ばかりではないかっ( ゚Д゚)
ラッコは泳ぎが苦手なため、動きまわる魚ではなく採りやすい貝類を食べるときいていましたが、味覚がわかるときいてはそれも疑わしくみえてきます。
プカプカ浮きながら、ウニや二枚貝を見つけては、自分の脇にはさんで隠してあるお気に入りの石を取り出して「美味しいなっ!美味しいなっ!」と言いながら食べているのかと想像すると可愛い、が、故郷北海道の漁業関係者の苦労を思うと野生については「可愛い」ではすまされない。
北海道のウニを根こそぎ食べ尽くしてしまいますから。味覚とは関係ありませんが、ラッコは年をとると顔から白くなっていくそうです。
生物の中で人間はグルメです。が、舌だけに頼ったグルメではない気もします。高級店で食べると非常に美味しい、逆にものすごく安くて期待していなかったのに美味しかったりするとまた更に美味しい、または「これは並ばないと買えない」とか「2ヶ月予約待ちで買った」となるとこれも美味しい。ついつい情報につられて、味覚以外の要素に踊らされてしまう芯の通っていない自分は否めない。
でもまあいいか、人間だもの。
食欲の秋です。せっかく人間として生まれてきたのですから、美味しいものを舌と心で味わえる幸せに感謝して、毎回の食事を大切に取っていきたいと思います。
8月号
数日前、小惑星が地球に大接近したというニュースを目にし,数年前ロシアに落ちた隕石の映像を思い出しました。
もし隕石が墜ちることがわかったとしても、今現在は逃げるしか方法はないそうで、もしも「関東に隕石が落ちます」といわれたら、「自分は大丈夫(・へ・)キリ」という正常値バイアスにとらわれず、まっすぐに北海道の実家を目指そうと心に決めています。
それにしても、今回のニュースで、世界中で地球の周りの小惑星を監視していることを初めて知りました。地球への衝突が懸念される天体は約一万八千個見つかっていますが、これらは全て軌道が計算されており、100年くらいは地球にぶつからないそうです。←どんな計算式してんだ(-_-;)
ということは100年後にはぶつかる可能性があるわけで、いまの子供達の四世代先には地球に被害をもたらす隕石が衝突する可能性があります。
現在は落ちてくる隕石を破壊する術はなく、人工物を天体にぶつけて軌道を変えるという方法が実験中!
しかし100年後にはリアルMS部隊がいると僕は信じています。
地球の引力に引かれ落ち始めた惑星をサイコフレームを搭載したνガンダムが必死で食い止めてくれるはず!
「ふざけるなっ!たかが石ころ一つガンダムで押し出してやるっ!」
「νガンダムはだてじゃないっ!」
わからない方は是非「逆襲のシャア」を観てください!
9月には4DXで上映される予定です。アクシズ落としの顛末を体感しなくては!
さて日本で宇宙関連といえばJAXA。JAXAのお仕事にありましたっ!「地球接近小惑星の発見」
長野県とオーストラリアの観測所で監視を行い、接近小惑星の大きさや軌道を調べています。また「NPO法人日本スペースガード協会」も監視に協力しています。
こちらの団体は1992年、今から27年前に設立され世界スペースガード協会の一員として惑星を監視しています。
僕がのびのびと青春を謳歌していた頃、すでに地球接近小惑星への危機感をもって空を眺めている人達が世界中にいたわけです!とてもありがたい事です。
ちなみに、隕石落下で家が損失を受けた場合、火災保険は下りるのか?……ほとんどの場合支払い対象となるようです。
では愛車が隕石で傷ついたら?
ご安心をっ!こちらも自動車保険に車両保障がついていれば支払い対象になるようです。
今日も世界中で地球の危機を回避すべく、宇宙を監視してくれている人達がいます。万一の時の危機回避方法を研究してくれている人達がいます。
広大な宇宙の中の小さな小さな地球は宇宙のチリがあたっただけでも消える可能性があるのです。宇宙の中の自分を頭に描いてみると、小さくて、それはもうとても小さくては、現在抱えている自分の悩みなどは、とるに足らないものだと思わされます。
地球の監視員に感謝して、今月も暑いですが体調に気をつけながら稽古をがんばりましょう!!
7月号
「フランダースの犬」を知っていますか?
どんな話だったか全ては記憶していなくても、最後のシーンは知っているという人は多いはず。ルーベンスの絵の前で、ネロとパトラッシュが天国へと旅立つ涙涙のシーンです。
今月はその絵を書いたルーベンスについて、と言っても絵画についてではなく、彼の人生について。
彼の生誕は1570年あたりとされています。
日本ではご存知の通り永禄末期、途中で改元し元亀元年になった年です。
そう、織田信長による朝倉攻めが開始されるも、妹お市を嫁がせていた同盟国であり、婚姻関係でもあった浅井の裏切りにより
撤退を余儀なくされた、あの金ヶ崎の退き口。豊臣秀吉、明智光秀、徳川家康が殿を果たし無事に京都へたどり着いてからの姉川の合戦…いや、この辺に。
とにかく日本国では戦国時代真っ只中の時代に生きたルーベンス。
ルーベンスは23歳で中世イタリアのマントヴァ公国の宮廷画家となり、マントヴァ公から信頼と金銭的援助をうけ、絵画を描くだけでなく、有名な絵画の買い付けをしたり、スペインの王フェリペ三世のもとを外交官として訪れたりしていきます。
その後、オーストリア大公アルブレヒト七世とスペイン王女イサベルの宮廷画家となります。イサベルの信頼は厚く、特使や外交官の役割を果たし、アントワープに自分の工房を設置します。それもただの工房ではありません。今では美術館として公開されている立派な工房と自宅です。自分も設計に携わり、もう完全に宮殿です!調度品も貴族が羨むような素晴らしいものばかりだそう。
ここで、たくさんの弟子、しかもめちゃめちゃ有能な弟子を抱え、2000とも3000ともいわれる作品を生み出し「黄金の工房」といわれるのです。勝手に描いて勝手に売るのではない!それだけの注文が殺到しているわけです。
日本でいうところの加納永徳。
また版画や書物の装丁も手がけます。
版画においてはルーベンスが下画を描いて、版画は版画のプロに任せる分業制。複製版画撲滅のため、イングランド、フランス、スペインで自分の版権を認めさせます。素晴らしい実業家っぷり。
フランドル・フランス・スペイン・イギリスの宮廷からも作品の注文が殺到し、画は現地に行って描くため、ルーベンスは各国の宮廷を渡り歩き各国の王様にも自由に会えるわけです。天才的な画の実力に加えて、教養があり七カ国を操り、ずば抜けたコミュニケーション能力を持ち、そのため外交的仕事も非常に増えていきます。
その間にもアントワープでは「黄金の工房」で、優秀すぎる弟子が膨大な作品な産み出していきます。
絵画を通じ平和にも貢献、スペインとイギリスの両方からナイトの称号を受けています。
プライベートはアントワープで街の有力者の娘と結婚。子供を3人もうけます。49歳で妻を亡くしますが、4年後53歳の時になんと16歳の女性と再婚し子供を5人もうけます。
どうですか!
この世界的芸術家にして世界的実業家というルーベンスの華やか過ぎる人生!出来過ぎる男です。こんな成功の人生ありますか?!・・・羨ましすぎる!
才能、教養、コミュニケーション能力、更に人格者…こんな人物もいるんですね。
僕のイメージでは、天才と変人は紙一重。ミケランジェロとかモーツァルトやベートーベン、アインシュタイン、ゴッホやピカソなど、変態エピソードに事欠かない天才は山ほどいます。
突き抜けた実力があれば、変わり者でも、成功は出来ると思ってました。
身近なところでは現代だって技術者、研究者などで、偏屈だが腕は良いので仕事は順調いう人はたくさんいると思いますが、その人達にコミュニケーション能力があれば、もっともっと大きく仕事を広げている可能性があるわけです。世界的な会社を作り上げる可能性もあるわけです!
磨いていきましょう、人生を豊かにするために教養とコミュニケーション能力を。
余談ですが、ネロとパトラッシュの像を画像で見ました。「フランダースの犬」が有名なのは日本だけで、現地では知られていないが、フランダースの犬をたずねる日本人が多いため後から作られたという銅像。痩せているパトラッシュの銅像はまだよしとして、僕がひっくり返ったのは、地面に寝そべるネロとパトラッシュに石畳の布団がかかっている石像の画像、これは笑いました!粗すぎないか?わざとアニメ調にしたのか?いや、本当にネロとパトラッシュなのか?
死ぬまでに一度は現地で本物のルーベンスの絵画と共にこの石像を観てみたいと思います。
夢を叶える日まで鍛錬に勤しみたいと思います(^_-)-☆
6月号
痛ましい事件が続きました。
池袋での母子が命を落とした交通事故、交差点で信号待ちをしていた保育園児が亡くなった事故、そして先日の川崎での事件。
ある日突然、何の落ち度もないのに還らぬ人となる理不尽な事件により大切な子供を亡くされた親御さんの気持ち、父親を奪われた家族の気持ちを思うと怒りと悲しみで言葉も出ません。
突然100キロで突っ込んでくる車も、後ろからいきなり刃物で刺してくる通り魔も避けようがなく、しかも誰の身にも起こり得ることです。どのように家族や自分の身を守るべきかという答えは存在せず、ただ常に危機意識を持たねばいけない時代なんだなと感じます。
災害や事故に遭遇した時、落ち着いて行動できる人間は10%程度で、80%はショックで動けなくなるそうです。「凍りつき症候群」というそうで、人間の意識下には「自分だけは大丈夫」という思いがあり、平常時においでの物の考え方に慣れているので、いざという時に「平常」から「非常」への心の切り替えが出来ず、非常時に動けなくなるという心理的なメカニズムがあるそうです。「平常時」から「異常時」への心のスイッチを切り替えられるかどうかが災害時において身を守る鍵となります。
しかし今回の場合はそれが出来たとしても防ぎようがなく、国や自治体をあげて加害者になりうる人間も減らす努力をしなければならないと思いました。
僕も含め車を運転する人は少しの不注意で加害者になる可能性がありますし、高齢の親が車を運転する場合は家族が加害者になる場合もある。運転については特にいろいろ考えさせられました。
これ以上このようなやりきれない事件事故が起こらぬことを心から願います。
ここ数日懐かしの「斉藤由貴」を聴いています。偶然動画を見て「そうだ!小学生の時、家に斉藤由貴のカセットテープのアルバムがあったな!」と思い出しました。姉のテープだったのでしょうか、そのあたりの記憶は定かではありませんが…
平成産まれは斉藤由貴が歌を歌っていることを知らないかもしれませんね。かわいかったな~カップラーメンのCM♪
びっくりしたな~「夢の中へ」での振り付け。菊池桃子の「ラムー結成」と南野陽子の「へんなの!!」は青春時代の三大びっくりです。
さて、はっきり言いまして歌唱力があるのかないのかと問われたら「ない!」。ただ上手いのと心に響くのは違う。さらに小さい頃にはわからなかった斉藤由貴ワールドの炸裂の数々。「MAY」なんて好きな人を勝手に「MAY」と呼んでいる恥ずかしがり屋さんの歌だったとは30年以上たって初めて知りました。そうなると、もう国語の長文問題を解くような感覚になり、「作者はどういう状況でしょうか?」という難問を解くかのごとく、「眠り姫」という曲をきいています。まだまだ経験が足りないのか、由貴ワールドが壮大すぎるのか、作者のおかれている状況が飲み込めないまま、疲れた体に心地良い斉藤由貴の包み込む声により、一曲聴き終わらずに眠りに落ちています。そして今日も謎は解けず。どなたかわかる方がいらっしゃいましたら「眠り姫」の主人公はどのような状況に置かれているのか教えてください。
暑い毎日が続きます。体調を整えて、今日も空手に励んで行きましょう!
5月号
令和元年となりました。御朱印帳に「平成」と「令和」を並べたいということで、御朱印に九時間待ちの神社もあったとか!
すっかりラインやメールでのやりとりばかりになってしまった昨今ですが、先日70歳になる叔母から手紙をもらいました。
綺麗な和柄の封筒に、和紙のような繊細な便箋に筆でサラサラと書かれた手紙でした。
身内なので、「拝啓…」などという堅苦しいものではないのですが、なんというのか、大人の常識がしっかりベースに現れている感じがしました。古き良き日本文化と大和撫子を感じさせてくれました。
僕も負けてはいられない。返事をしっかりと書こう<`~´>と、書き始めたのですが、言いたい事はわかっているのにまったく手がすすまない。
43歳にして「手紙の常識」にまったく自信がないことに気が付きました。さらに、「この手紙を親戚達が見るかも…」と思うと、「お、賢いなっ!」と思われたいという卑しい気持ちがどこかにあり、素直な手紙を書く手を止めるのです。
皆さんは目上の人に自信を持って手紙を書けますか?
「手紙 書き方」で検索したものの、ビジネス手紙の書き方を見てしまい、「叔母さんも元気でね~」ということを伝えたいのに、「末筆ながら、ご自愛のほどお祈り申し上げます」という叔母の前で話したこともない言葉に。これは不自然すぎる。
普段通りの距離感でありながら、しっかりと手紙の基礎を踏まえた上で、知性とユーモアあふれる手紙を書きたい!
そして「お、やるなっ」と思われたい(笑)
これには手紙の基礎知識が必要です。
ピカソも有名なの絵画は何が何だかわかりませんが、7歳くらいの時のデッサンはすでに驚く上手さでした。書家も崩して書くと芸術ですが、表彰状の名前書きなどを見ると完璧な文字です。
何事も崩してお洒落なのは基礎が完璧な人間だけ!
もしかして、自力でスラスラと「行く春を惜しむ間もなく…」「薫風の候…」と皆書けるのか!?これは実は当たり前のことなのか!?今、少し焦りを感じています。
叔母からの手紙は便箋二枚でした。そのうち一枚は真っ白な何も書いていない便箋。
上品なマダムは何も書いていない便箋をなぜだかわからないが一枚つけてくる…ということは僕も知っていました。
しかし僕の手紙は最終的に三枚になり、この場合において僕も真っ白な便箋をつけるのか、つけないのか。結局また検索。そのおかげで弔事は一枚、それ以外は一枚の場合は白紙の便箋をつけて二枚にしないと昔は失礼とされた。ということを勉強しました。近況報告を張り切りすぎて三枚になった僕は白紙の便箋はいらないのです(>_<)ちなみに、最近では別に一枚でも失礼ではないとのことでした。
さあ最後に日付と僕の名前を……と思ったところで日付と名前は便箋のどの位置にかけば良いの?という疑問が。「令和元年五月一日 岩田学」この配置問題です。
細かいことですが日付は行の一番上から書くのか、バランスを見ながら1~2文字程度下げた位置から書くのか。
一枚の手紙を書くのにそれはそれは驚くほどの下調べと気遣いと時間がかかりました。
日本の時節や言い回しをしっかりと理解して、時候の挨拶から結びまで、自然にサラサラと綴る事ができたら人間として少し厚みがでることでしょう。さらに筆で綴れたらカッコイイ!こういう「カッコイイっ」の思いが大人の勉強につながっていく。まずは新しい元号となり、強まる日差しに夏への移ろいを感じるこの季節から、日本の時候の挨拶を学び始めたいと思います。
それでは皆様
時節柄くれぐれもご自愛くださいませ。
令和元年五月九日 岩田 學
4月号
本日ついに「令和」の時代の始まりです!
特に自分の生活に何の変化もありませんが、こういう時代の節目を迎えて、更に頑張っていこう!という前向きな気持ちになります。
昭和から平成の時は天皇崩御による元号変更でしたが、今回はそうではないので、非常に明るい気持ちで迎える時代の変化です。
今日まで、「元号 拳武」にもチャンスはないかな。これからの時代は相当な格差社会になるだろうから、強く生き抜いていかねばならないのだ!!」とそっと心の片隅で思っていましたが、まあ画数は多いし、それ以前に「拳」と「武」の勇ましさをアピールし過ぎる組み合わせが元号として採用されるはずはないことがないことは僕だってわかっています。
…「実は「拳」には拳と拳を合わせて皆で仲良くしましょうという平和な意味があるんですよ~」なんて説がないものと調べてみましたが、ありませんでした。
「拳」には「こぶし」意外にも「手や指でいろいろな形を作って勝敗を争う遊戯。まるくかがんでつつむ様。」という意味がありました。
とにかく「令和元年」です。安部総理がいうように「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる」なんて、美しい由来です。さらに漢文ではなく国書<万葉集>からの撰文(^_-)-☆
素晴らしい時代の幕明けを感じますね(>_<)
厩戸皇子こと聖徳太子さんから始まる元号も<大化>から数えて248番目とか。西暦は便利、和暦は味わい。使い分ける所が柔軟な日本人らしい。
僕も令和の時代に、抜けども抜けども、どんな場所にもまた生えてくる爆発的繁殖力のドクダミのように、雑草魂を持ちながら薬草となる花を咲かせられるように頑張っていきたいと思います。
そう、いつまでも昭和の漢なのです<`~´>
2019年3月号
最近「バイオミミクリー」という分野に感銘を受けました。
自然の生物からヒントを得て、人間の生活に生かしていくというもので、数万キロ飛び続けるアホウドリの羽の形からファンを作ったら大幅に機能がアップしたり、蚊の口をヒントに痛くない注射針を作ったり、光を反射しない蛾の目から無反射フィルムを作ったり、肌の溝が液体抵抗を低減するサメから「スピード水着」や飛行機の塗料を発明したり、「あ、聞いたことあるかも…」という有名なもの以外にも、とにかく調べれば調べるほど、感動します。
人間なんて威張ってはいるものの、この地球上で生きている時間は驚くほど短いわけで、古代からずっと生き延びているベテラン生物こそ、地球で生き抜いてきた術があるんだなと思います。
鮑の殻は車で踏んでも潰れないが曲げにも強いそうです。鮑はその殻を自然界の物質だけで自然を破壊することなく短時間で自分で作り出すのです。
一部のナメクジは濡れた場所でも体内から出す粘着質の分泌物で壁にくっついて離れない。人間はこういったものを研究して研究して、仕組みを解明し、体内で内臓の傷口も塞ぐ医療用接着剤を開発したりするのです。
文明が発達し、ゲノム操作で人間が人間を造れるような時代にきて、たまになんとなく恐ろしさを感じることがあります。そんな中で、自然から学ぶ姿勢は安心感を与えてくれました。
「自然を壊さない者だけが自然と共存できるのだ」といわれると、いつか人間は自然淘汰されてしまうのかな…と考えてしまいます。自分たちが滅びるだけならまだしも、地球全体を巻き添えにする可能性があるのですから、人間以外の生物からしたら、人間はかなりの厄介者ですね。永久に自然に適応して生きていくためには自然に学ぶことが大切だというのはとても響きました。
たしかに強くなりたくて筋肉増強剤を使えば結局将来自分を壊します。自然に逆らうと自分に返ってくるというわけですね。
僕は根っからの自助論、自己責任原則論者です。
自分を把握し、自分の努力で自分を強くする努力を重ねる事でしか人間は成長しないと公言しています。
筋肉を育てるなら、トレーニングと食事と休息と毎日の努力!
一打必殺の技を育てるなら、タイミングと躊躇なく打てる拳骨。当たり前ですが日々鍛錬、日々模索の人生です。
いくつになっても<心に刃を忍ばせる>
そんな男でありたいと考えています。
自然から学べば強さのヒントがあるかもしれない…と、昨日から「動物言語の秘密」という本を読み始めました。ただ、本のチョイスを間違えたようで身体の分析の本ではなく、暮らしと行動の本だったので、どちらかというと学べるのは「威嚇の方法」ですが、まずは格闘技の演武に非常によく似ているというシマウマの闘争から勉強していこうと思います。
皆さんは野犬に遭遇した事はありますか?
あいつらの威嚇はスゲー怖いですよ(;^_^A 喰われる感が半端ない。
動物を舐めたらあっさり殺されますので、賢い皆様はお気をつけ下さい(^_-)-☆
2019年1月号
新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いします。
ついに平成が終わります。平成元年、僕は13歳、中学一年でした。北海道を駆け回っていた頃です。
小渕官房長官が「平成」と書いた紙を広げる姿はしっかり記憶に刻まれています。
はて…平成元年はどんな年だったのか。調べてみると「あ~あったあった!」という出来事が多くありました。
リクルート事件もその一つ。今と比べると数億が動くとはスケールが大きい(笑)
さすが株価が38000円を突破した年!2、3年前の「100万の賄賂で閣僚辞任」が時代の違いを感じさせます。
獣神サンダーライガーがデビューした年でもありました。未だに現役!見習っていきたいと思います。
僕が爆風スランプを口ずさみながら、はちみつレモンを片手に、せっせと空手に通い続け、ゲームボーイをやりすぎて急激に視力を落としたあの日からはや30年。平成が終わります。
ぼくも人生の成熟期を迎えるべく、新しい時代を進んでいきます。
まず基本は体調管理!バランス良く食べて、しっかり休んで、しっかり稽古して、年齢とともに衰える分を努力で補っていかねば。
スリーサイズを維持…バスト110、ウェスト83、ヒップ95の子ブタ体形をしっかりと維持!
いやむしろバストとヒップのサイズはムキっとアップさせるようにトレーニングに励もうと思います。当たり前の努力をコツコツ続ければ良いのはわかる、わかるけれど、なかなかそうはいかないのが人間。「いいじゃないか、人間だもの~」とホンワカするのは、まだ早い。30年前の時任三郎のリゲインのCM「24時間戦えますか?」とばかりに元気なオジサンとして先頭にたって稽古に励んでいきます!!
道場では引き続き空手の楽しさを伝えていきたいと思います。空手を習う理由は個々で違います。強くなりたい、精神を鍛えたい、武道を身につけたい、とにかく体を動かしたい、社会にでた時の集団のなかでの基本的なマナーを身につけさせたい、自分の身は自分で守る術を身につけたい、家から近かった、など理由は様々ですが、出来ないことが出来るようになる喜びや、強くなっていく自信、学校以外の世界、仲間がいて自分の居場所があるという安心感、悔しさとそれを跳ね返した時の喜び、そういった事を経験できる時間、空間を提供出来たらと思います。
保護者の皆様にお願いです。
<その道場の経験を、ご家庭で聞いてあげ、誉めてあげ、励ましてあげて下さい>=子供の自己肯定力を高めるため
その積み重ねで、空手を通し自立した大人の基礎となる<自己肯定力>を育てていけたらと考えております。
「自分は出来る」という自信があるかないかで人生は大きく変わると思っています。それにはご家庭での誉める言葉がかかせません。
至らぬところもあるかとは思いますが、今年も全力でぶつかっていきますので、何卒宜しくお願いします。
オヤジクラスはトレーニングは現代風ですが魂は昭和魂を忘れず、気合い入れて輝くオヤジを目指しましょう!2019年、素晴らしい年にしていきましょう。今年もよろしくお願いします!!
押忍!