朝霞/武蔵浦和/戸田/赤羽で空手道場を運営している道場長 岩田です。
道場長ブログをご覧下さり、ありがとうございます。
春の審査会を武蔵浦和道場で無事に終了、良い成果を見ることが出来て安堵しています。一生懸命に頑張る姿を見て、清々しい気持ちになりました。参加された皆さん、大変にお疲れ様でした!
今回のブログは審査会で感じた事を綴っていこうと思います、呼吸についてです。
今回のブログは審査会で感じた事を綴っていこうと思います、呼吸についてです。
皆さん、良い呼吸してますか?
呼吸は自分でコントロールできる唯一の自立神経です。
自立神経とは何か?と言うと、
呼吸、消化、代謝、分泌、排泄、体温調節など、 自分の意志とは関係なく体の機能を調整する神経のことです。
この中で呼吸は、普段は無意識でおこなっていますが、 自分で意識すれば変えることができます。
呼吸の仕方で、健康維持だけでなく、落ち着いたり、 集中力が増したりと、 パフォーマンスをグッと高める事が可能になります。
空手の試合前、ガチガチに緊張している子供達を見かけます。
アドバイスも応援も聴こえているのかいないのか・・・・(・・; )。
身体も強張り、肩は上がって耳に付きそうな勢い……(・・;)
視点もいったいどこを見ているのかわからない(・・;)
身体も強張り、肩は上がって耳に付きそうな勢い……(・・;)
視点もいったいどこを見ているのかわからない(・・;)
これでは試合で相手の動きを冷静に見る事はできません。
そんなときまずは細く息を吐かせましょう!
口をすぼめて、ゆっくりと細く息をはききっていきましょう。
息を吐いてしまえば、 自然にたくさんの空気を取り込もうとするものてす。 鼻から空気を取り込んでください。 3回くらい繰り返して酸素を巡らせたら、 肩の上げ下げで力を抜いて体に血液を流していきましょう。
試合のたびにやっていれば、 そのうち自分で落ち着く呼吸法が出来るようになります。 緊張してきたときに呼吸を整えて全身に酸素をまわす。 軽く体を動かして全身に血流を流す!
ちなみに、脳の酸素消費は全体の25%!
試合だけでなく、試験や面接、 プレゼンなども記憶がないほどガッチガチで臨むより、 緊張とリラックスの良いバランスで臨んだほうが良いにきまってい ます。場数を踏んで、自分で自分の心を落ち着かせ、「よしっ頑張ろう! 」というヤル気スイッチを入れられるようになりましょう!
僕が、 たくさん試合に出て欲しいと思う理由の一つはここにあります。
緊張の中でパフォーマンスをしなければならない中で、 自分の心をコントロールする経験をたくさん積んで欲しいと思いま す。勝ち負け以外に大切なことはたくさんあります。
・勝って嬉しい経験も、負けて悔しい経験もたくさんしてほしい。
・負けた時に腐らずに次に向かって、また頑張るという経験もたくさん してほしい。
・緊張した中で自分を落ち着かせるという経験もたくさんしてほしい 。
こういった経験を全くせずに社会に出た人と、 幼い頃からこういったことをたくさん経験して社会に出た人とでは 、いざというときの強さが違います。場数を踏んで、呼吸の使い手として、 ここぞというときにベストパフォーマンスを出せるように日々研鑽していきましょう。
おススメは臍下丹田呼吸!
丹田呼吸法は、文字通り「丹田」 に意識を落とした状態で行う呼吸法です。
丹田(たんでん)とは、解剖学的には存在しない、観念的存在です。
端的に申せば、ないけどある!というヤツです。
場所は臍下三寸、おへそから10㌢ほどしたの部分。解剖学的には膀胱のあたりでしょうか。
ざっくり下腹部と理解して頂ければ良いと思います。
端的に申せば、ないけどある!というヤツです。
場所は臍下三寸、おへそから10㌢ほどしたの部分。解剖学的には膀胱のあたりでしょうか。
ざっくり下腹部と理解して頂ければ良いと思います。
初心者向けの練習方法を説明しますと以下の通りになります。。
1:仰向けに寝け、両手をお腹の上に置く
2:お尻から息を吸い込み、お腹に空気を入れる(
3:お腹の息を吐き出す(お腹は凹む)
4:「意識」は、ずっと「下丹田」に置いておく
以上(^_-)-☆
呼吸を深く行う事で得られる効果は計り知れません
① 自立神経を整える
ゆっくり深く息を吐くことによって横隔膜の動きが大きくなり、 副交感神経を高めることができます。肺に取り込まれる酸素量が増えることで全身の細胞が活性化し、 体の回復を早くさせたり、力を引き出したりすることができます。
②腸内環境を整える
腸は第二の脳と言われ、全身の健康を支えるための司令塔。腸にはウイルスや細菌と戦う準備をする“訓練場” のような場所があり、 深い呼吸法によって腸内環境を整えることで健康を手にすることが できます。
③免疫力が高まる
呼吸を意識し、 どれだけ空気を体内に出し入れしているかを考えるだけで、 炎症の原因が減少するという研究結果が出ています。
④ストレスを解消する
呼吸によって副交感神経が刺激されると、 気持ちが落ち着き始めストレスを軽減する効果があります。
⑤集中力を高める
腹式呼吸を繰り返し行うと、 脳にセロトニンという物質が分泌され精神が安定し、 神経を集中させられます。
道場稽古では立禅(りつぜん)を行う事から始まります。つまり脱力する事を最初に訓練する。大人になると、力む事は出来ても脱力が難しいという方が非常に多くなります。
脱力→発力→脱力
が、当道場の運動サイクルになります。力み過ぎたり、冷静を失うような動きは、かえってマイナス効果になります。
大人の皆さんには、頑張って(?)脱力して欲しい。どうしても難しい場合は、バラエティー番組【全力脱力タイムズ】をご覧になってから稽古に臨まれて下さい!
繰り返します!
脱力 → 発力 → 脱力 です!
この記事をお読みになり、岩田道場に興味をお持ちになられる方がいらっしゃいましたら是非とも我が道場へ見学・体験にお越しください。
メリハリあるクラス運営、横軸(同学年)と縦軸(異学年)が不思議と交錯する雰囲気に驚かれるかもしれません。岩田道場が皆さまの人生に取り、少しでもプラススパイラルをもたらす事が出来れば、この上ない喜びです。
長文お読みいただきありがとうございました、押忍