朝霞/武蔵浦和/戸田/赤羽で空手道場を運営している道場長 岩田です。
道場長ブログをご覧下さり、ありがとうございます。
今回は、子供の頃からの運動のメリットとして「豊かな心を作る、ストレスを軽減する」ということについてお話したいと思います。運動がストレスを軽減させることについて何回も触れているので繰り返しになる部分もありますが、ご容赦ください。
ストレスほるもん?
運動するとエンドルフィンなどの幸福ホルモンが分泌されるということは、何回か取り上げているので、今回はストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」についてです。まずは副腎の位置確認から。
コルチゾールは副腎皮質から分泌される我々生物に欠かせない大切なホルモンです。
コルチゾールは体内て濃度か濃くなりすぎないように、調整されるようなっています。
コルチゾールには以下の働きがあります。
・抗ストレス作用
・脂肪分解
・抗炎症作用
・免疫抑制作用
脳を覚醒させたり、脂肪分解してエネルギー供給を促したり、発熱などの炎症を抑えたりします。正常な分泌であれば我々の体を守ってくれる大切なホルモンです。
しかし、長期のストレスかかかるとコルチゾールが慢性的に分泌され、過剰になります。すると体は次のような状態になります。
・免疫力の低下
・血圧上昇
・不眠
・情緒不安定
風邪をひきやすかったり、脂肪がつきやすくなったりニキビができやすくなったりします。感染症や癌のリスクが高まります。倦怠感や抑うつ状態を引き起こしたりします。身体系の抑制機能か働いてしまうため、胃腸障害や記憶力の低下など、ありとあらゆるところに不調をきたします。両刃の剣です。
コルチゾールを減らすために、運動や食事、規則正しい睡眠など大切なことは幾つかありますが、中でも運動の習慣はとても有効だということがわかっています。
運動すると体に負荷なかかります。するとコルチゾールか分泌されます。運動が終わるとコルチゾールが下がります。このとき運動前よりも体内のコルチゾールが下がります。これは正常な反応です。
これをー定期的に続けると、運動以外のストレスがかかったときでも、コルチゾールの分泌量かわずかしか上がらなくなります。すなわちストレスへの抵抗力がつく、ストレス耐性が上がるという事です。
詳しくは東洋経済ONLINEで紹介されているのでご興味ある方は一読下さい。
子供もストレスは溜まります
幼児の場合は大人のように「最近、ストレスで肌荒れがひどくってー(◎_◎;)」などと自覚できず、言葉で伝えることもできず、ストレスを発散する方法もわからぬままに、ストレスを溜めていってしまいます。そのままの状態で生活していけば、心身に大きく影響します。
幼いうちは、家が自分の世界全てですから、親子のコミュニケーションがまず大切になります。そのうえで、スポーツで体を動かしたり、好きなことに熱中したりして、ストレスを解消してあげることが必要だと思います。
親子で一緒に楽しく外遊びをしたり、ゲームをしたり、スポーツをしたりすることは、親御さんとコミュニケーションを取りながら、子供ながらに何かわからないイライラやモヤモヤを流していくことができ、さらに体を動かすことで交感神経が優位になるため心は前向きで意欲的になります。ストレスにも強くなりますし、脳の発達も促します。運動することでエネルギーを使いますから、しっかり御飯を食べて良く眠ることでしょう。幼少期から運動習慣を作りあげておくことで、生涯に渡る健康にも繋がってきます。
親子空手クラスの目的は
楽しい運動習慣は成長にとってプラスしかありません!
親子空手のクラスを始めたのも、そういった思いがあったからでした。
親に全力で甘えてくるのはほんの僅かな時です。子供の成長を見ながら親子で一緒に汗を流す時間を是非作ってみてください!
成長して、思春期になってくると、親よりも友人や先輩との関係を重視してくる時期になってきます。悩みの種も多くなってきますし、大人ではなんでもないことでも傷ついてしまう時期てす。
習慣的な運動てストレスに強い心を作っておくにこしたことはありません。
さらに、学校以外の場所て汗を流すことには他にもメリットがあります。
よく道場で子供達が「クラスにこんな奴がいてー」「まじか…」などと話していたり、「自分の学校でこんなことがあった」と学校での出来事を話しているのを聞きます。
学校で話すよりも学校とは関係ないところて話す方が話しやすいこともあるでしょうし、何かあったときに話して吐き出すだけでも心は軽くなりますし、笑い話で片付いたり、同意してもらえたりすることで、モヤモヤがおさまることもあることでしょう。親や先生以外の大人の意見を聞くこともできます。学校以外の仲間や先輩を作っておく大切さを感じる瞬間です。
この時期には体も大きくなりメキメキ体力もついていますので、是非その体力の行き先を、夜通しダラダラとスマホを見たりゲームをしたりすることに使わず、何か熱くなれることに向けて欲しい。
願わくば、健康な心と強い体のためにスポーツを行って欲しい。
さらに願わくば、空手で汗を流し、ストレスを発散しながら、礼儀礼節と、自分の身は自分で守れるくらいの強さを身につけて欲しい。
さらに付け加えるならば、岩田道場に入会して欲しい(笑)
この記事をお読みになり、岩田道場に興味をお持ちになられる方がいらっしゃいましたら是非とも我が道場へ見学・体験にお越しください。
メリハリあるクラス運営、横軸(同学年)と縦軸(異学年)が不思議と交錯する雰囲気に驚かれるかもしれません。
岩田道場が皆さまの人生に取り、少しでもプラススパイラルをもたらす事が出来れば、この上ない喜びです。
長文お読みいただきありがとうございました、押忍
出典
東洋経済ONLINE https://toyokeizai.net/articles/-/614884
名古屋大学医学部ホームページ https://www.med.nagoya-u.ac.jp/